スマートフォンやパソコンを日常的に使用しているという方は多い一方で、それらの端末や通信回線を扱っている通信業界の詳細を理解している人は少ないのではないでしょうか。
通信業界とは、携帯電話やスマートフォンといったツールの開発やインターネット環境の整備を行って、ご利用者様にご提供することを仕事としている業界のこと。
インターネットや電話回線などの生活に欠かせない通信インフラを担っています。
かつては固定電話が主流でしたが、近年では携帯電話やスマートフォンといった携帯端末が普及。
それを受けてインターネット環境も劇的に変化を遂げ、業界全体が急速に発展してきました。

自宅や会社など、一定の場所から通信サービスを利用するもの。
従来の固定電話や有線インターネット回線などが該当し、電線や電信柱を介して通信が行われます。
近年の主流となっているのが光ファイバーケーブルを使用する「光回線」で、そのほかに電話回線をそのまま使用する「ADSL回線」や、ケーブルテレビ回線を使用する「CATV回線」があります。

モバイル通信とも呼ばれ、携帯電話やスマートフォン、タブレット端末で利用する通信サービス。
一定の場所に留まることなく移動しながら利用できるのが特徴で、いわゆる「4G」や「LTE」が代表的です。
また、携帯電話機器だけでなく、固定回線を介さずにWi-Fi通信回線に接続し、携帯端末とWi-Fi回線の仲介役になるモバイルルーターも移動体通信に当てはまります。

インターネットサービスプロバイダの略で、一般的には「プロバイダ」と呼ばれることがほとんど。
インターネットへの接続を提供する事業者のことで、インターネットに接続している通信拠点施設を運営して、その拠点から契約している個人や企業に対して接続サービスを行っています。
また、海外との通信を行うために海底ケーブルや衛星通信を設置・運営するのも、通信業界が担う仕事の1つです。